坂道の途中
いやー今日現場で30代の若い大工さんと話していたらさー、
色々な拘りを持っていて、
ドキッとしたの聞いてくれる ?
まず、
腰袋がカッコイイやつしてるわけよ。
値段聞いたらイイ革ジャン買えるくらいの値段なのよ。腰袋ってこんなのよ。
カッターナイフがさ、なんか高いTシャツあるしょ、あれくらいの値段で(俺のカッターは298円←乱発して買うけど)、うまく言えないけど木のボディなのよ、カッターが。
玄翁も高いやつ。中間がダマスカスになってた。値段はそうだなあ、薪3立米くらいの値段で、柄は、、黒くて硬くて有名な木で、自分で好きな握りや長さにして据えたんだと思う。
カンナや砥石(包丁が好きなので僕も砥石は好き)の事をキラキラしながら話してさ。
なんか全てが仕事に向いているような感じがして、
なんか懐かしかった笑。
僕も永遠に工具の事調べたり、ヒマさえあればヤフオクでなんか得な中古のデカイもの無いかなって見てたよな。
今はそういう拘り、、、まあ無くなった、、。
色んな仕事してるのもあるけど、大事にしてる煉瓦コテですら、、3990円だ笑
僕もドリルとか昔好きだったなあ。
マサル(親友)とドリルの話とかいつまでもしてたよな。ホールソーの話とかさ。あれがよく切れるとか。モンキー一つとっても吟味に吟味を重ねて二軍工具箱がどんどん膨らんでいった。
ああ懐かしい。
俺たちにもそんな時もあった。
(あ 俺って言っちゃった)
まあ、今は情熱が無くなったのではなく、注ぐ対象が変わっただけ(僕のブログ読んでくれてる方ならわざわざ言わなくてもわかるか笑)。それも歳によってホントうまくシフトしながら常に今が一番オモロイをキープできているのはホント幸せな事だと思う。むしろ若い時より対象はスリリングになってきているよね。
話は戻って、
そういう大工に家を建てて欲しいって思うし。
同年代、年上、年下色んな職人と関わるけど、
達観した安定感と、坂道の途中って、坂道の方が美しく楽しい見える。
楽しそう。
もしかして沢山の仕事を覚えてきたのは、本能的にそう思うが故にのかもしれないなって。
そうまとめることにした笑