ペチカの掃除に行ってきたんだけど
ペチカの掃除に行ってきたんだけど (タイトル繰り返してみた)、
ペチカはホント詰まらせている人が多いから、
(参考過去記事 ペチカとメイスンリーヒーターとかの違い)
かなり覚悟して行ったんだけど、、そうでもなかったの (よかったー)。
前も書いたんだけど、ペチカについている竃(“へっつい”って読む)はしっかり燃えるとかじゃないんだけど、煙突はだいたい”8寸”って240mmφの太い煙突がついているから引きも強い(というか強い煙突が必要)のを利用してロケットみたいに下から空気入れてあおって焚くんだよね。
で、いきなり吸熱体だから、熱を奪われて、ススや結露が多くなるんだよね。
でも日本のペチカっていうのは人類のあくなき薪の熱を使うロマンを当時の素材で追及した生活の道具の完成形かもしれないって、上手に使っているところだとだと思うよね。(逆は逆 笑)
天板も広く、そこでみんな煮込むし、デカイヤカンでお湯沸かすし、前にも書いたけどシングルスキンの温かみの良さはある。
この動画は竃からレンガの煙道に吸われていく動画。
今の蓄熱体は、
しっかり燃えるセクションと、吸熱して時間を作るセクションって分ける考え方があってさ
そこに今夢中 笑
熱伝導率の順番。
重量。
熱の移動する時間。
放熱側表面積、排気側接触面積。
抵抗による圧力損失と燃焼に使う空気の量。
10年数年前の色々な薪ストーブにドキドキしていた頃、、、より今のほうがドキドキしてると思う。
仕事の神様ありがとうって本気で思う。これからも白髪の少年でいる 笑
ここのお母さんは、お父さんがいたころお父さんが薪を沢山作ってて。
お父さんが全部やってたんだって。
覚悟して来たけど、そんなに詰まってなかったよ、と伝え
今は、お父さんの薪じゃなく買ってるからねえ、
なんかケチして焚いちゃうんだよねえ笑、って。
わかるよ。でもお父さんは自分で薪作ってたからさ、
だってあの人薪作るの好きだったからねえ。
そか、お父さんは細かいのもちゃんと使ってたと思うよ
お父さんは、細かい薪で、
薪への、
火への、
木への、
生活への愛情を表現してたんだよ、
って本気で言ったら 笑顔で理解してくれてさ。
愛情が必要なんだねえ。
一発で全部理解してくれて本当嬉しかった。
煙突掃除人には、
そういう日もある。