住宅の性能と薪の出力と時間の関係
住宅性能を上げるのにコストがかかるよね。
壁厚は100mmよか200mmのほうが当然あったかい。
100mm壁を厚くするのに200万イニシャルコストがかかったとしよう。
100mmの壁だと年間の暖房費が10万かかるとする。
200mmにすると年間5万になりました。とすっか。
(ちなみに冬、10万で過ごす冬と5万で過ごす冬では圧倒的に5万で過ごす冬のほうが快適。温度は同じだとしても、圧倒的に快適。)
ランニングコストの差額は5万。
イニシャルコストは200万。40年分だね。たとえばね。
若い人は40年考えると快適に過ごせる40年って価値はあると思う。
し、じゃこれ壁厚300mmにしたとして、年間暖房費はゼロにはならないから、
暖房費5万を3万にするために200万かけるか、っていうのが今の北海道の断熱合戦後の世界になりつつあると思う。
断熱の意味わかったかな笑
ここに、薪ストーブをプラスするよ。
っていうか本州は知らんよ。そんな寒くないので必然のことでもないような気もするし。寒い人だけきいて笑。
この汚い絵みて。
何が言いたいかっていうと、もう何回も言ってるけど、蓄熱体のメイソンリーヒータとかああいうやつって、熱の出力を”時間に”ワザワザ変換してんんのよ。強く短い時間で出すのがメタルストーブ。弱く長く出すのがメイソンリーヒーター。トータルで出してる熱量は変わらないんだよね。
時間に変換している
っていうのがミソで、住宅性能がやっとあがってきている日本では、ここをこう解釈してしまっている人が多い。
長時間あったかい
とか
薪が食わない
これは、違うくて、高性能住宅に必然で低い出力のものが合ってるからなのよ。
上の「長時間あたたかい」を正確に言うと、
低出力で長時間熱を放出
になるんだけど、日本ではこれネガティプな言い方でしょ。低出力って!!って。
これ 超高性能住宅になるとこれポジティブな性能となる。
薪がくわない
は
多分、例えば4時間で冷めるメタルストーブと違って、8時間後に本体がまだあったかかったのを触って、これ倍あったかいよ、って早合点したんだと思う。
正確にはその蓄熱容量が、住宅の温熱環境にどれくらい寄与する熱量かってことなんだけど、
本体が触ってあったかいと、薪が半分になるみたいなロジックが横行している。
経験的に言うと、数百キロくらいの蓄熱って、家一軒をどうのこうのする蓄熱量では全くなくて、
高性能住宅のために、高出力を低出力に変えて時間を延ばしているタイプってことになる。
で、低出力長時間を逆に日本のバキバキの高性能じゃない家に対して、中出力中時間みたいにコントロールする蓄熱体を今後たくさん予定してた。ここからが日本のやつって気がする。