薪の火と、料理の、まとめ

2025年02月19日

メイソンリーヒーターで創る調理のできるやつ、ってことで、何が作れるか? って整理するね。

いやホントは本レベルで書きたいくらいのことだけど

 

まず、調理でザックリ”オーブン”という機能のものは、実は3種類あるの。

 

①鉄のホワイトオーブン

これはメタルストーブで言うところのノルンのオーブンみたいなものを想像してもらえるとわかりやすいと思うけど、オーブンの箱が全て鉄で出来ていて。その周りを火や排気が回ってオーブンを温める仕組み。

で、鉄なので熱しやすく冷めやすい。温度は熱源つまり”焚いている火”による要素が大きいって感じ。つまり温度高いのをキープするのであれば沢山焚き続ける、みたいなね。なのでパンのように長時間低温でキープみたいな調理には向いていないといえば向いてないかもしれない。温度で言うと200℃、場合によっては250℃も超えてきて、そういうやつは鉄から発せられる輻射熱(石に比べて柔らかくはない)にてグラタンに焼き目は入る。

オーブンの中が鉄の箱になっているでしょ

②レンガのホワイトオーブン

①のホワイトオーブンの壁が、鉄ではなくてレンガや石で出来ているもの。レンガや石だけにあたたまりにくく、冷めにくい。

メイソンリーヒーターのホワイトオーブンは、稼働しているあいだ数か月100℃から220℃を行ったりきたりし、火がついていない時も冷めることはない。すごくないすか? なので土鍋や鉄鍋での煮込みに最高。230℃になったとしても石の輻射は柔らかく焼き目は入らない。最高の煮込みのものだと思ってくれればいいな。肉を柔らかくしたり、大きな大根を軟らかくしたり。トリベットで浮かすことで85℃くらいの巡航かと思う。スープをとったりも最高。

材料を鍋にいれてほっとくだけ。火加減はいらない。

ただ、鍋を4つ入れられるか?としたら1個だと思う笑

③石のブラックオーブン

ピザ窯やパン窯もココに分類される。

ブラックオーブンっていう定義としては、オーブンの中で火が焚けるって覚えてくれたらいいよ。焚いて、その火の熱を炉内の天井のレンガや石に移す。そこからの輻射で調理する。またはオーブン内の火や熾火の熱も使う。

重さ(熱容量)によるけど、当然長時間冷めずらい。高温域では、ナポリのピッツァみたいに450℃以上て調理するみたいなものや、オイルでマリネした野菜に瞬間で火を入れたり(高温なので水を出さずに火が入る)、、

中温で肉に火を入れたり、低音域では長時間熱が続くのと、排気があるのでドライトマト、キノコの乾燥、などにも向いてるよ。

オーブンは以上3種。

これは、メイソンリーヒーターに組み込む時、

極端に言うと、一年中使いたいから、ということで部屋がそんなに暑くならない仕様にもできる。

 

 

で、ブラックオーブンに近い関係にあるのが、グリラー。

肉を焼いたり。台をしてフライパンとか。

なぜブラックオーブンに近いと言ったかというと、ブラックオーブンの中で同じ事が出来なくもない。

炉内で出来なくもない。

僕の作るメイソンリヒーターにはバイパスがついているので、煙をドアから漏らさずに炉内で肉を焼いたりもできる。

最初から煙突の設計をすることで、煙は漏れない。

 

そして最後に天板

これは、天板っていうくらいだから天板からの熱で当然室内は温まってしまう。ただ、ホワイトオーブンがあると、コトコト煮るのは断然ホワイトオーブンの方がいい。ただ鍋を6個載せたいってなるとホワイトオーブンは1個しか入らないからね。コーヒー飲むのに火を焚くっていうのもね笑

天板ってなにしようね。ま、暖房用途で作るって言う手もある。メイソンリーヒーターはすぐに温まらないし、そこでメタルの部分を持っててもいいのかもしれない。ガラストップだとなお瞬間に温まると思う。

ただし、全てを満たすものはない。

ここに書いた素敵な事を1個で全部できるものなんかないし、

何が欲しいか、何がしたいか、考える必要があると思う。

全部乗せにするとラーメンと一緒で費用もかかり、大きくなるのは当たり前。

 

だけどレンガのすごいところって現場に合わせて一から、レンガ一個から創るので、何をどう組み合わせるかも自由自在。暖房用途で使う場合大きくなるとデメリットもある、そう、温まるまで時間がすごいかかるってこと。

 

料理とは好きな人のためにする仕草だとしたら

薪ストーブ料理って最高のものだし、

これは沢山の人へのラブレターでもあります笑

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