レンガの打合せって。
ウチの店に置いてた、、名機700SL、、思い入れがあっただけになんかいつでも出せる機種ではあったんだけど、
なかなかタイミングが合わなかったというか。けっこう長いあいだ置いてたね。
置いてるとやっばこの人700SLだなー、ってお客さん何人もいたよ。
でももう廃盤だから勧めれないしね。
ホントいいストーブだよなあ。
レンガはセントシオンっていうすごく好きなやつ。
このレンガ元々マレーシアの教会だったんだよね。で、壊されて、日本の窯でもう一回焼かれて、っていう手がかかったやつ。すごい手がかかってるよね。
レンガの製造工程でいうと、土を型にいれて出して焼く前に日干しするんだけど、その時に動物が歩いたりするんだよね。今回もネコみたいな足の痕がついてた。見えるところに積んできたよ。施主さんにはそういえば言ってなかったな。
レンガはウチの場合、事前の打ち合わせがとても曖昧なんだよね笑
こうやるから、とかいうのはなんと事前に無いんだよね。
レンガがなりたいようにやるから、
とか
〇〇さんワイルドだから、ワイルドにやるから、
とかなんだよね笑
よくお客様もそれでやらせてくれると思うけど笑、
実際僕も、現場にいって一番イイ感じなに? って考えてからスタートするのでどんなのができるのかわからないで現場に入ることが多いの。目地の色も現場で考えて調整する。
現場で思いついてスタートして、確信は持っても施主様に確認もしないんだけどさ笑。けどなんとかみんな喜んでくれてるような。
前に某ハウスメーカーがレンガの絵描いてきやがって笑。机の上でレンガを絵で考えてるヤツと、レンガ一個一個と対話して積もうって、、
どっちがうまくいくと思う笑?
当然全くその通りに積まなかったんだけど笑。
めっちゃ怒ってたもんな笑。
知らんがな。
お客さんすごい喜んでたけど。今でもお客さんとはとても仲良しよ。ハウスメーカーとは仲悪いけど笑
僕そっちでイイタイプ。
ま、画一的なものを求めるならタイルとかがいいね。工事も人生の縁と捉えて僕ごとそこに加えてもらったって感じがするね、アンティークレンガ積みって。
でもさ、建築って水平と垂直しかない中で、元が土なんかでできていて、デコボコしていて、古くて、積み手の手の痕とか猫の痕とか、そん時の気持ちとかレンガの記憶とかが積まさるのって、
ホントいつもいいなと思うわ。いきなり有機的になるよね。ここも積む前にそこを求められてる感じがしたもんな、リビングに。そういうのは確信が湧きやすいよね。