シリーズ第8回 ”薪ストーブが使う空気の量”と”薪の量”の関係

2022年02月02日

昨日はショッキングな内容だったよね。

断熱にするとストーブの性能落とす事もあるよっていう。ホント、”隠れドラフト過多”の現場ってよくある。よくあるんだけど、セオリー優先という事でそんなもんだよ、ってなっていることが多い。

 

今日は薪の量の話。

 

スカモ化、セカンダリープレヒート化、パツパツ化が進み、薪ストーブ本体に求められていることも変わってきた。主には規制に合わせて薪ストーブが変化してきた。結果大きくは、オモロイ薪ストーブってハッキリ言って今ないよね。

いや、オモロくなくていいんだけど笑

どの薪ストーブも個性はなくのっぺらぼうみたいに全部同じ顔になった。

ネスターは違う顔してる。あれは大したもんだな。

それと、昔日本で捻じれてスタンダード? 化していた触媒機って、どれだけ変わった異端な存在だったか、って思うよね。のっぺらぼうが多くなった今、ホントその異端や、作り手/設計の志の高さが際立つ。アンコール、ディファイアント、フェデラルコンベクションヒーター。

いや、

今ちょっと上の行読み返して、オモロくなくていいんだけど、って行に目が行ったんだけどさ、

日本はまだオモロイ方がイイんだと思ってきた。

あ薪の量の話だった笑

 

今までのこのシリーズで、おんなじ圧力が煙突にかかっているなら、

わかりにくいか

同じ煙突のヒキなら、

開口度の数字が同じなら煙突に流れている流量は同じ、という事は、給気口から入っている空気量も同じ(厳密には、排気温度などによって空気の密度が違うから云々、、、)で、

パツパツ化が進んでいるという事は、空気が沢山入らない薪ストーブが増えているという事なんで、

薪を入れれる量は少なくなってきてんの。

ガバガバ空気の入る薪ストーブは、沢山薪入れる→ガバガバ空気入るのでめちゃくちゃ燃える→ぶっ壊れる(可燃焼)

となるのが

パツパツしたあまり空気の入らない薪ストーブは、沢山薪入れる→パツパツしか入らないので燃えたいのに燃えない→不完全燃焼

となるわけよね。

なので、新しいF500とかロギとか炉内の大きい薪ストーブは炉内なりに薪入れたい文化(そんなのあるのか? あるような)の根付いた地方では注意よ。

薪の入れられる量は、炉内の大きさで決まるのではなく、

入る空気の量で決まる。

例えば2本が適量な薪ストーブだったら、3本入れても、2本分の空気しか入らなければ2本分の炎しか出ないわけよね。

1本分は何になるかというと、未燃焼のガスとして出されるわけ。もったいないよね。

この時、蒸し焼き(空気が無くて燃える状態)になるので、煙はめっちゃ臭いわけよ。

因みにこの状態と全く同じ無駄焚きで臭い状態を作ってるのが、空気レバー絞って作るオーロラ燃焼よ。

ダメ、絶対。

なんだっけこれ笑。

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