10年後の鋼板と鋳物
2021年03月26日
薪ストーブ買う時に、10年後は想像しない。
出来ない、に近いね。
今にテンション上がってるわけだし。
これが、じいさんの時代から焚いていて、我が家のストーブが4台目、とかになると色々考える事もできるけど日本はそういう歴史を作ってる最中だしね。
ウチだって、あの家にストーブつけるの3台目になるね、なんていう長い歴史の店でもあるわけもないから、一周まわったわけじゃないけど、メンテナンスで回っててとにかくとにかく感じるのは、
鋳物の薪ストーブって10年たっても風格と愛着が増すようなものも多いけど、
鋼板の薪ストーブって新品の時は超カッコイイけど、
5年も使ってると、当然くたびれるわ、くたびれた時が鋳物と違って、味わいとか風合いとかそういうものが無いんだよね。ただボロくなったみたいな。
これは絶対だな。
悪口じゃないよ笑
まあ、10年以上の耐用はメーカーも考えて作っていないわけで。だって、10年たったらその時のインテリアに合わんでしょ、って感じだし。理想言ったら10年に一度ストーブ変えるんだったら鋼板もいいよねってお客さまが気持ちを持ってほしい笑
早く一周まわれだ。
鋳物ってジーンズみたいだよ。新品のバリバリっていう履き心地もいいし、馴染んで信頼で結ばれているのもいいし。まあ、ジーンズみたいなモノを嫌いな人もいるわけで。俺は大好きだけど。反面鋼板ストーブは、上品なウールのパンツかなあ。ポリッシュもできないし。洗濯できないみたいな。ヒザが出てきたり少し毛玉になったらもう愛せないみたいな。ジーンズってそこからおいしくなっていくしね。
まあ売りやすいよね。カッコイイし。安全離隔距離も近いものが多いし。10年後お客さまがイイ思いを重ねて買い替えるわ、ってなったらストーブ屋儲かるし笑。
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