たどり着かない世界
今日は薪ストーブに関するお金の価値について、人生でお金をけっこう使うモノ、、クルマと比べる事でちょっと考えてみようと思って。
薪ストーブのある生活をスタートするには、多分大きく言って100万~200万くらいかかる。薪ストーブ煙突のほかに、薪棚や薪を作る人は斧やチェーンソーとか、いろいろ。。
じゃ平均して150万かかるとして150万で買える車って事で考えてみると、
車は150万じゃ世の中で”イイやつ”って言われてるやつは買えないよね。
ランニングコストで考えると、、
車の方が圧倒的に大きいかと思う。保険代、ガソリン代、オイル、タイヤ、車検代などを割り返していくと凄いかかっている。毎月何キロまで走らない人はタクシーの方がお得という話もホントわかる。
対して薪ストーブはウチだと平均3年に一度のメンナナンス代。
ま、車は移動手段として田舎では必須なもので、特に車に対して拘りの無い人が殆どだと思うけど、車には相当お金を使っている事に疑問を持っていない人が多い、これは”車はそれくらいの値段だ”、という事でインプットされているから必要性に応じた対価として広く落とし込まれていることだと思うけど、
その対価の内容までバラバラにして重さについて考える人は少ない。
そうやって道路を見てみると、僕みたいに仕事で使うトラックが600万するのは全然理解なんだけど、、
一銭も稼がない600万するアルファードがいっぱい走ってること! まあそう考えるとトラックが安いと考えるべきか、、笑
車は利便性を手に入れた上で、所有欲満たしたり(そのあたりが僕自身無いのでわかんないけど) 、日々乗っていて気持ちよかったりするのかな? そこにお金を使ってることになると思うんだけど、
さっきも言ったように、一キロ走るたびにこれ幾らだったんだろう、って計算すると、きっと具合悪い答えが出てくるのかもしれないね多分。。
薪ストーブも家に設置された時は所有する喜びやモノとしてカッコイイっていうとこを満足させてくれる部分はもちろんある。
決定的に違うのはその後で、
買った時に所有欲や買い物した満足がピークを迎えるクルマと違って、使えば使うほど面白い事が沢山あるのは圧倒的に薪ストーブのほう、と思う。最初がむしろちっぽけで、その後ギブしてくれるものがホントにでかい。
そしてそれらは、なんと、
お金では買えない。
例えば、ついこないだも書いたけど、薪を作っていて斧でなんでもできるようになっていくプロセスは、
一人前の男になっていくプロセスそのものじゃないだろうか笑
火の事を知ること、
木の事を知ること、
全部そうだと思う。
マジでその経験知識って、イイ車ただ持ってるよりは人に絶対おもしろい話できると思うけど笑。男にも女にもモテるような気がする笑。てか実際、高い車持っている人は意外とこだわってる人って少なくない気がする。 拘ってそういうの所有している人は見ててわかるよ。お金あるからそこ選んでる、って人が多いような。。俺がクルマ別に興味ないからかもね。
とにかく、
お金で買えるモノ(イイ車) 持ってる、ってことで終わる話と、
薪ストーブのある生活を通して踏み込んでる、ってスタンスは、
圧倒的にお金を使ったその後、享受される楽しみでいうと薪ストーブの150万の対価としては、全然高くないって思う。だから持つだけではなくて踏み込んでほしい笑。
300万の車持っていてもお金持ちだね、贅沢だねとは言われない。100万の薪ストーブもって暮らしていたら贅沢だねと言われる、たぶんこういうの日本特有のヤツだと思う、、。
お金で買える興奮と、労力で得る世界は、自家発電のように興味をもって踏み込める人限定だし、動ける能力のある人限定。
めんどくさいと思うやつはたどり着けない世界。お金で買えるものを持つだけではたどり着かない世界。