蓄熱ブロックのその後
去年の記事で書いてたこれ。
これのその後を報告しよっかな。
ま、これさ、こういう感じ↓で使うもんじゃないのね。
こんなかっこ悪いわけないよね笑 本当はこれ露出するもんじゃないし、目地もバラしてもう一度使いたいのとかあって継ぎ目をパテみたいに耐火モルタルでなでているだけ。
本当の接合は違うんだけどさ。
本当はこれの上にもう一層ついて二重になるんだよね。そこがミソでもあるんだけど、
色々知りたいことのヒントがどうしても詰まっているような気がしてて、
去年の正月過ぎに設置したんだよね。一年以上たったよ。
そうしたら、
ここ3年くらいで一番の衝撃よね。
衝撃ポイントを箇条書きにすると、
①蓄熱物の熱伝導率、、これはわざと高いものを使っていて、このブロック全部で500kgあるのになんと5時間もすると冷めるんだよね(これは1層目はわざとたくさん熱を奪うようにできていることの重要性のハナシで、デメリットではないのよ)
②迂回することによって抵抗がかかるんだけど、それと薪ストーブの給気量の関係がすごいわかった(こういうことをやるのに向いている薪ストーブと、全くできない薪ストーブがある)
③蓄熱物の放熱もそうだけど、過度なドラフトが抑えられることによって、給気調整では実現できないような薪ストーブの性能が出てしまって、、めちゃくちゃ暖かくなった。これがまあ一番驚いた。
その他にも、
この程度の温度での熱膨張の雰囲気がわかったことは将来的にやっていこうってやつの超大きなヒントになったし
温度勾配と受熱時間の関係、、
蓄熱容量と設置場所の大きさの関係、、、
で、色々なものすごい可能性が出て、今年これを応用するメタルストーブ(鋳物、鋼板のストーブってこと) +蓄熱体 の試みは何個か実現されるはず。
見逃せないね笑
ホント、メタルだけで焚くのってどんだけ熱を捨てていたんだってことで、、メタルだけっていうのはちょっと戻る気がしないんだよね、、今のとこ。
ウチに来た何人かのストーブマンは体感してくれたと思うけど、500kgの柔らかい輻射。
ホント可能性を広げたわ。楽しみにしてて。